偏差値の低い日記

興奮したら更新します。

ジャニーズのラップ、その傾向と予測

 

やっぱり私はラップ、率いてヒップホップに興味があるのでこの話題に回帰してしまうのはしょうがない。かと言ってそれほど詳しいわけでもないのだけれど、私の知る限りのジャニーズ・タレントのラップって本当に多種多様で、それぞれの個性がかなり出ていると思うのだ。以前Twitterでも軽く呟いたんだけど、いつまでも頭の中で推敲してしまうので一度文にしたためたいと思う候…。

ジャニーズの皆さんが一番自分の趣味を披露できる場所、それがソロ曲。そんなソロ曲の中でも、当方、ラップをするジャニーズの曲に興味がありまして注目しているのですが、今回言及させていただく「八乙女光」「菊池風磨」「田中樹」「猪狩蒼弥」(そしてあまり聴いたことはないのだけど櫻井君)は、それぞれにソロ曲でラップをしているけどその傾向がぜんっぜん違うと思うのだ。これは多分ベースにある普段聴いている音楽が違うことが一つの原因だと仮定し、それぞれのラップの傾向と、そこから好きな音楽を私の頼りない知識を元に予測してみようという試みです。

 

櫻井翔

ジャニーズのラップといえば櫻井翔を避けては通れない。つまりサクラップを無視できないのですが、お恥ずかしながら私自身嵐をしっかりとは通ってきていないこともあり、サクラップを語るほどリファレンスを確認できていない…ので、ほかの皆さんよりも完全に感覚で話してしまうのですが、初期の嵐の楽曲の様子とラップの師匠がm-floのVERBALという事実より、櫻井君は完全に90年代後半~00年代のJ-Hip Hopは通っていると確信できる。その韻の固さを見るに、Kick The Can Clew基Klevaは聴いているし、世代的にDragon Ashは青春の音楽であると予想。いわゆる東京生まれヒップホップ育ちを地を行く人間こと櫻井翔

 


dragon ash - grateful days feat.aco,zeebra (+1)


あとはN.E.R.Dが好きという情報を聞くに、洋楽ヒットチャート系はよく聴いているしブラック系ヒップホップも好んで聴いていそう。最近でいえばカニエやケンドリックの新作はしっかりとチェックしている気がする。(全部イメージ)


N.E.R.D & Rihanna - Lemon (Official Music Video)

 

Kendrick Lamar - HUMBLE.


八乙女光 ソロ曲:PINK


デビュー曲、UMPのタイミングで体中に蕁麻疹=ブツブツが出ていたために、ブツブツラップを歌うのは光くんで!という流れでラップ担当なったというなんともJUMPちゃんらしいエピソードを持つ光くんですが、ソロ曲「PINK」の楽曲や他に作詞したラップを参考にすれば、そのクセとしてはかなり90年代ミクスチャーロックの影響が見受けられる。ミクスチャーロックとは基本的にロックをベースとしてラップをする音楽のことです。
PINKやありやぶひかのユニット曲「UNION」や、やぶひかユニット曲「Go Fighter」の特徴的には韻を重視するというよりもリズムを重視して、それ乗せて言いたいことを吐き出している感じが強い。意味を伝えるというよりは、音節を大事にして言葉を当てはめているような。本人もロック音楽が好きでベースを弾き、レッチリが好きとも公言しているのでヒップホップというよりも、その辺のロックが強く影響していると思う。自分の奏でるベースを中心にラップしていくタイプ。


Red Hot Chili Peppers - Can't Stop (Official Music Video)

 


Rage Against The Machine - Guerilla Radio uncensored
ザックデラロッチャ帰ってきてくれてうれピーね!

 

菊池風磨 ソロ曲:Cocoa


風磨くんのラップについて以前ブログを書いたときに、反応をくださった方々から彼のラップには櫻井君の影響があることを指摘された。風磨くんと櫻井君の関係性は本当に強い絆があるし、その影響も確かに大きいとおもう。ただ、櫻井君は「東京生まれ、ヒップホップ育ち」であるけれど、風磨くんは「ヒップホップ育ち」では決してない。彼の音楽性には「90年代日本バンド」の血が流れているように感じてしまうからだ…。胎教的感覚で、例えば親の運転する車の中とかで、サザンやミスチルからスピッツのような日本のバンドを耳にすることが多くて、風磨くん自身が好んで聴いていたわけではないけれど歌詞はそらで歌えるような、生活の中でそうやって音楽を常に聴いていたんじゃないかなと。まあお父さんが作曲家なので当たり前なんですけど。(事実のように話しているが、すべて妄想の話。)自ら音楽を聴くようになったときも、アジカンラッドウィンプスiPodに入っていたのでは…!?

 

 


風磨くんのアティチュードにはシティボーイの気をまじまじと感じてしまう。努力や、ガムシャラさをあまり感じさせないし、きっと大変な思いをして乗り越えたであろうことも、余裕しゃくしゃくに見せてしまうようなスマートさが彼にはある。シティに生きる人間という感じがする。本人に全然関係ないけど”世田谷感”がある。風磨くんのラップは、そういった環境の中で生活していく上で起こるささいな出来事を切り取った「日常系」という感じがする。なんというかチルなヒップホップ音楽。本人がiriやchelmicoのファンを公言しているのもうなずける。彼女たちの音楽もまた、日常の生活を切り取ったヒップホップだと思うから。

 


chelmico「Balloon」

こういった「チル」な感じはシティポップと通ずる部分も多々あるのですが、日本だけではなく海外でもこういった「日常系」のヒップホップはブームとなっている。


Rejjie Snow D R U G S Official Audio
なんかこう、オシャレなのだ。今は無き(というか名前が変わった?)Taico Clubに出演するアーティストの雰囲気も感じる…なんかわかりますか…。

 

田中樹 ソロ曲:Swap Meet

 

「ロックンロール」とは音楽のジャンルだけをさす言葉ではない。たとえば「セックス!ドラッグ!アルコール!」というような生き様のことを「ロック」とすることもあるし、永ちゃんのようなカリスマ性を「ロック」と称することもある。ロックとはもはや文化なのだ。ヒップホップも同様、もはや音楽のジャンルだけではなくカルチャーとして浸透してきているように私は思う。一攫千金!メイクマネー!のような。自分の住む地域に誇りをもち、仲間を大切にするような。まあもちろん当てはまらない部分はあれど、田中樹はヒップホップをカルチャーまでひっくるめて好きなんだろうな、と感じたりする。例えば彼のラップにはヒップホップの文化である「ディスり」が存在するけれど、これは他のジャニタレラップには基本的に存在していない。配信で見ただけなので歌詞はなんとなくでしか覚えてないんだけど(すみません)、樹のソロ曲「Swap Meet」には「俺の真似してラップするやつしょぼい」「俺は(そんな奴らを尻目に)ダチとビッチとチルしてっけど」といった意の歌詞があるし、先日のしゃべくりでの即興ラップでも「ラップができるやつのいないSnow Man負け」「ラップ担の俺がいるSixTonesが勝ち」といったバースをラップしていた。

音楽的にはかなりトラップ。最近のヒップホップをよく聴いていて本当に好きなんだと思う。ちなみにトラップの特徴はBPMが遅く、音数が少なくてスカスカで、特徴的なスネアが入っている感じ。ただ私もあんまりわかっていない、トラップってむずい…。


Migos - Bad and Boujee ft Lil Uzi Vert [Official Video]


私が Swap Meetを初めて聞いたとき、思い出したのはKOHH


KOHH - "Dirt Boys feat. Dutch Montana, Loota" Official Video

あとはBAD HOPとかをよく聞いていそう。どう?(どう…?)あとは地元のラッパーの音楽はすごくしっかり聴いてそうな。

 

猪狩蒼弥 ソロ曲:Fence

 

猪狩蒼弥、まだ17歳なのか。カウコンで姿が見えなかったとき「あの貫禄で未出場…」と改めてその若さには合い得ないカリスマ性に感嘆したのですが、猪狩蒼弥のソロ曲どうなってんだよ。17歳であのパフォーマンスできるか!?どうやったらメガホンもって歌おうってアイデアがでるのか。メガホンで歌うのまじでゴリラズぐらいだろ。


Gorillaz - Feel Good Inc. (Official Video)


歌詞はHiHi紹介ラップからも感じ取れるよう結構固め。


HiHi Jets「HiHi Jets 紹介ラップ」(「夏祭り!裸の少年」in EX THEATER ROPPONGI)

あとディスり要素もあるけれど直接的にだれかを指すのではなくこの腐敗しきった世界へのディス…。17歳…。

ただ音楽的にはかなりアメリカン・ポップスや、K-POPの影響が見受けられる。あんなに尖っているけれど実は一番ポップス寄りという事実。ジャスティン・ビーバーやショーン・メンデス、アリアナ・グランデなどよく聴いてそう。あとはK-POPでいえばラップ要素の強いBTSだったりBLACK PINKも好きそう。パフォーマンスの感じからみるにK-POPの影響は多大なような。


BTS (방탄소년단) '작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv) feat. Halsey' Official MV

 

 

あとはJ-POP、というか日本の最近の音楽も好きでNulbarichやKing Gnuもリピートして聴いていると思います。結構幅広く世界中の音楽を聴いている感じがする。なにか一つのジャンルに偏らず、Apple MusicやSpotifyのプレイリストをチェックして好きなアーティストを見つけ出していそうな感じ。そしてそれを自分のプレイリストに入れて繰り返し聴いていそう。いずれW-inds.のケイタのようにセルフプロデュースでHiHiの楽曲をプロデュースするようになってほしいな、という個人的希望。

 


We Don't Need To Talk Anymore(MUSIC VIDEO Full ver.+15s SPOT) / w-inds.

 

みんなのソロ曲をここで直接聴いてもらえる術がないのが悔しい…音源化してないやつは自分ももう聴けないし悲しい。

他にもラップをしているジャニーズはいると思うので、(キスマイの二階堂くんもラップしていると教えてもらった)また調べてツタヤに行こうとおもいます!!!!!ツタヤ家から遠くてなかなか行けてないんだけどさ!!!

 

 

まあこんだけ書いたけど、本人にしか本当のことはわからないし何も当たってなかったりして( ˘⊖˘ ) 

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